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2018.6.1
理想のリーダーシップとは
【組織育成】

リーダーシップには、2つの発揮の仕方があります。
1つは、「機関車型リーダー」です。
リーダーが、自分の想いや考えを何度も説明する、説得する、理解させる、そしてやらせる。
できなければ、叱咤激励する。
これがリーダーだ!!って思っていませんか?
機関車のようにリーダーはメンバーを引っ張っていき、メンバーは引っ張られるままに頑張るのです。
ところが、メンバーは思い通りには動いてくれません。
だから、機関車型のリーダーは、チームの重荷を1人で全部背負って前に進もうとします。
これでは、大変です。
なぜ、思い通りに動いてくれないのか・・・
「機関車型リーダー」は、自分の考え、自分なりのやり方を主張します。
「私が指示するようにやっていれば、成功するんだから・・・」そう思って人を動かします。
経験豊かなので、部下のやることはわかっているつもりです。
指示したほうが部下のためになるのだと思っています。
このリーダーの下にいるメンバーから見るとどうでしょう?
「もっともだから、黙って言われたようにやろう」と思ってしまいます。
その結果、指示待ちになります。
深く考えて問題を解決しようという訓練ができません。
成長ができなくなります。
そんなリーダーがよく言うのが、「うちのメンバーは何も考えない。もっと主体的に行動してほしいけど・・・」です。
でも実は、そんなメンバーをつくっているのは自分なのです。
もう1つは、「新幹線型リーダー」です。
新幹線は全車両に動力がついています。
メンバーの動力を最大限に発揮し、全力で走れるようにするのが新幹線型リーダーなのです。
新幹線型リーダーはメンバー同士で話し合う対話を大事にします。
対話はメンバーが自分たちで考え、自分たちで動き出す仕組みです。
リーダーがテーマを示して、メンバーに対話してもらい、メンバーに主体的に動いてもらいます。
そして、成果を喜び合います。
対話をすると自分たちの未来の姿明確にイメージできます。
対話によりそのイメージに向かって一丸となり行動できます。
そして、メンバーの力を120%引き出し、高い成果を作りだせます。
「新幹線型リーダー」はメンバーを巻き込み、組織力を強化します。
会社を強くする基礎知識「組織育成編」
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2018/6/1